自問自答ファッション

手帳やノートが好きで、いつもSNSの海をただよっています。
その日も「ムーンプランナー」という手帳が気になったのでSNSに潜ってみたものの、なぜか出てくるのはファッションの話ばかりで大いに混乱しました。

それが私と「自問自答ファッション」の出会いでした。

服を着ること、着る服を選ぶことは、もうずっと長いこと私の人生における苦行のひとつです。
「明日からの毎日は着る服を選ばなくてはいけない」と高校卒業に絶望し、「世が世なら葉っぱ一枚で暮らせるのにねぇ」と母に言われるような人間でした。(世?)
今も変わりはありません。
「ファッションor衣服」のお話を目にして、あぁ私はそれ以前に服を「布」だと思ってるんだよ、と頭を抱えました。服屋に行って30分もすれば膨大な布の群れに襲われてるような気持ちになって、一着ごとの判断ができなくなるのです。

そんな私が「自問自答ファッション」との出会い頭で踵を返さなかったのは、自問自答という作業が趣味であったからで、なによりあきやさんの著書のタイトルが「一年3セットの服で生きる」であったからです。

3セットの服だけで生きられるものなら生きていきたい!!!
服について考える時間を極力減らしたい!!!

という、とてつもなく後ろ向きなエネルギーで本を手に取ったのです。
あきやさんの著書を読み、さらにnoteを読めば「服について考える時間」が減るはずもないことは、すぐに分かっていくのですが。

「自問自答ファッション」を意識するようになって半年ですが、人生で1番服を見て、服について考えていた半年です。
そしてその時間が思っていたほど苦痛ではないと思えたときの衝撃たるや。私の30年少々の人生の中で、間違いなく1番のパラダイムシフトでした。

恐らく細々とした熱量でしょうが「服に時間を充てている自分」が折々にどんなことを考えているのか、残せるときに残しておきたいと思っています。

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