節目。仕切り直し。気分を一新したリスタート。
エネルギーが必要になるそんな線の引き直しを、もうずっと「春」に頼っていたんだなと気付いたのは社会人になってから。
会社に勤めても、春には新入社員が入ってくるし、大きな異動で人も動く。
だけど私の何かが劇的に変わることはなくて、入学も卒業もクラス替えもせず目に見えて学年も上がらない春は、思った以上にのんびりゆるりと始まっていった。
私が1年の目標を立てるのは、1月1日ではなくて誕生日。
1ヶ月ほど前から考え始めて、大体この1年に何を頑張りたいのか、人に話しても伝わらないようなふんわりとした言葉で目標を立てるこの時期が、一番ワクワクしてる。
春という名の4月に背中を叩いてもらって、しゃんと背筋を伸ばして自分と向き合う作業はとても清々しいし、5月病の予防にもなってる気がしてる。
私という人間は多義的で多層的で、いろんな場所に居場所があって、いろんな波を抱えてる。
そんな私なんだから、スタートラインは何本あってもいいじゃない、と思えるようになったことで、随分楽に呼吸できるようになった気がする。
一度歩き出して、揺り戻ってしまったっていいじゃない。しばらく立ち止まってそこから始めたっていいし、もう少ししたら別のスタートラインが引いてあるから、そこからまた始めてもいい。
気持ちを始めることにとてもエネルギーを使う性分なので、自分くらいは何度でも仕切り直せる環境を自分に与えてあげようかな、と。新年、新年度、夏休み。外的なスタートラインも存分に活用して。
昨日、私と夫にとっての1年が幕を開けた。
2人が楽しく観戦するスポーツの1年が、ついに始まった。
2人とも打ち込んでプレーしたことはないのに大好きで、再会するきっかけにもなった、とてもありがたいスポーツ。なむなむ。
これから毎週一喜一憂していく日々が始まるなぁ。
少しでも現地に足を運んで一喜一憂を大勢と共有できる年でありますように。
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